2024年7月26日(金)、北海道釧路総合振興局、津別町、釧路管区気象台 他が参加した、標津川標津地区水害対応タイムライン(以降 標津川水害対応タイムラインと記載)の運用訓練が、標津町農村環境改善センターにて実施され、地域と歩む防災研究センター(SAFER)の髙橋センター長と早川名誉教授がアドバイザーとして参加しました。
標津川水害対応タイムラインは、北海道管理の河川における水害対応タイムラインとして、全道の河川に先駆けて2020年2月より検討を開始し、2023年9月に試行版が完成しました。今回はこの試行版を用いて、初めての運用訓練が実施されました。SAFERとしては、2020年より検討会や町民への防災講演会講師として参加してきました。
当日は標津町の防災関係者をはじめとする約30名の参加者となり、降雨初期のステージ1から氾濫危険水位を超過したステージ5まで、各関係機関の連携を確認しながらの訓練となりました。初回の訓練とのこともあり、スムーズな連携が見られない点もありましたが、今後改善すべき課題が明らかとなったことも大きな収穫だと理解しています。
2024年7月は雨竜川の氾濫や東北地域の大雨による洪水被害が続いています。洪水対応タイムラインが発動されないことを望んではおりますが、発動された際には十分な効力が発揮できるよう、地域の方々と協働してタイムラインの改善に取り組んでいく所存です。(文責 SAFER 髙橋センター長)