本学大学院生が日本気象予報士会・木村賞を受賞

6月17日(土)、本学大学院生の石井日菜さん(博士前期課程 工学専攻 社会環境工学プログラム2年、指導教員:SAFER白川副センター長 白川龍生准教授)が、一般社団法人 日本気象予報士会の木村賞を受賞しました。

 日本気象予報士会は、国家資格「気象予報士」の有資格者により構成される団体で、全国に3千名を超える会員が所属し、会員相互の情報交換や気象技能の研鑽、安全知識の普及啓発や気象情報の利活用推進活動を行っています。石井さんは学部3年生の時に気象予報士試験に合格し、日本気象予報士会内の気象予報士学生会でも北海道支部幹事として活躍しています。

 本賞は会員の優れた気象研究成果に対し授与される賞で、受賞者3名のうち、学生の受賞者は石井さんだけでした。

 今回評価された石井さんの研究内容は、「オホーツク地域における大雪の気象・雪氷学的研究」で、気温が低く寡雪(かせつ)地帯として知られる北海道オホーツク地域において、数年に一度の頻度で発生する極端な大雪時の積雪特性とその気象学的要因についてまとめたものです。

 特に、オホーツクを含む道東地域における大雪時の積雪観測記録は限られており、本研究は今後の雪氷防災上、貴重なものと認められ、このたびの受賞に至りました。

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