昨冬の記録的な大雪に関する講演会が10月4日、札幌市内で開かれました。
これは日本雪氷学会と日本雪工学会(いずれも東京)による雪氷研究大会の一環で、オンライン視聴を含め約140人が参加しました。
講演会ではSAFER副センター長の白川龍生准教授が講演し、雪害を緩和するため、公共交通機関の除排雪を優先するとともに、交通量を減らす対策などの必要性を述べました。
昨シーズンは4回大雪に見舞われ、うち2回目の1月中旬では季節外れの湿った雪になり、降雪後に気温が下がって凍結し、除雪作業が難しくなったとの分析結果を紹介しました。その上で、こうした気象は今後も起こりうるとし、大雪時にはバス路線の除排雪を優先し、車ではなく公共交通機関を使うよう呼び掛けるなどの方策を提案しました。